こんばんは、ファイナンシャルプランナーの関根です。
来週の土日は、ついに「大学共通テスト」ですね!
お子さんが実力を出し切れるよう、ホテルを子どもに代わって手配したり、風邪を引かないようにと学校まで送り迎えしたりと、親御さんもピリピリする時期ですよね。
私は約10年前にセンター試験を受けました。
私は志望校が明治・法政・駒澤と私立だけだったため、練習として受けたのを覚えています(一応センター利用でも出願しましたが)。
前置きは長くなりましたが、今日は受験料の支援制度を行なっている自治体を3つ紹介します。
あわせて大学受験だけでいくらかかるのか細かくシミュレーションしましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
受験料の支援をしている自治体3つ
大学受験料を支援してくれる自治体は、以下の3つです。
東京都
山形県酒田市
兵庫県芦屋市
それぞれ世帯収入や手続き方法など異なりますので、気になる方はリンク先をご覧ください!
1.東京都
東京都社会福祉協議会では「受験生チャレンジ支援貸付事業」として、高校3年生・中学3年生に受験料を無利子で貸付をしてくれます。
高校3年生であれば、8万円が限度額です。
個人的にポイントなのが、入学が決まったときには返還が免除されること。
領収書または「受験料納入証明書」、入学した大学の学生証などを提出することで、返還不要になるそうです。
収入要件などがありますので、詳しくは受験生チャレンジ支援貸付事業サイトをご覧ください。
2.山形県酒田市
山形県の酒田市では、「大学等受験生支援補助金」として大学・短大・専修学校を受験する高校生を対象に、受験料と交通費、宿泊費を全額補助してくれます。
限度額は10万円とのこと。
詳しくは大学等受験生支援補助金をご覧ください。
3.兵庫県芦屋市
兵庫県の芦屋市では「芦屋市大学等受験料支援金給付制度」として、国の高等教育の修学支援新制度に申請し採用になったor採用候補者の方に上限10万円で受験料を給付しています。
詳しくは芦屋市大学等受験料支援金給付制度をご覧ください。
大学受験にいくらかかる?シミュレーション
ここで大学受験にはお金がいくらかかるのか、2つ例をあげてシミュレーションします。
おさらい|大学受験料はいくらか
大学受験料は国公立・私立などによって大きく異なります。
種類 | 費用 |
大学共通テスト | 3科目以上で1万8,000円、2科目以下で1万2,000円 |
国公立大学二次試験 | 約1万7,000円 |
私立大学 | 約3万円〜3万5,000円 |
ホテル代や交通費もあわせて、受験にかかるお金をシミュレーションしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
(受験料や試験日程は2023年度のものを使います)
その1.東北大学と中央大学を受験するケース
大阪市に住むAくんは、東北大学・法学部と中央大学・法学部を受験することにしました。
試験スケジュールはこんな感じ(自作です)↓
そしてかかったお金は以下のとおりです。
受験料 大学共通テスト1万8,000円、東北大学前期試験1万7,000円、中央大学3万5,000円
新幹線代 新大阪ー仙台間4万4,000円(往復)
ホテル代 1 泊8,000円を2泊で1万6,000円
その他食費、電車代など
→約13万円
その2.仙台から東京の私立大学3校を受験するケース
仙台市に住むB子ちゃんは、仙台の自宅から東京にある駒澤大学・明治大学・青山学院大学の文学部を受験することにしました。
スケジュールはこんな感じです↓
そしてかかったお金は以下のとおりです。
受験料 大学共通テスト利用(駒澤のみ)1万8,000円、駒澤大学3万5,000円、明治大学3万5,000円、青山学院大学3万5,000円
新幹線代 仙台ー東京間3万1,200円(往復)を2回で6万2,400円
ホテル代 1 泊8,000円を3泊で2万4,000円
その他食費、電車代など
→約20万9,400円
大学受験について体験談から考えること
シミュレーションからもわかるように、大学受験には受験料だけではなくホテル代や交通費
などがかかります。
私もそうでしたが、地方から東京へ何校も受験しに行くとなると、数十万単位でかかることも。
当時の私は勉強のことで頭がいっぱいでしたので、受験料がいかに高いか、こんなにもお金がかかることを気にしていませんでした。
両親が何一つ言わずに、受けたいところを受けさせてくれたのは、親心なのだと、今振り返って思います。
私の場合、仕事の関係で受験に親がついてくることはありませんでした。
もし一緒に行くとなると倍のホテル代・交通費がかるため、注意が必要です。
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